1949-09-13 第5回国会 衆議院 経済安定委員会 第22号
○榊原説明員 輸入價格の問題でありますが、民間輸入になりまして、一番大きな困難のある問題は價格の点でありまして、実際おつしやる通り重大問題であります。現在私どもが物價庁と相談いたしております内容を簡單に申し上げますと、大体海外の物價はいろいろフラクチュエーションがありますので、そのフラクチュエーションを直接反映いたします輸入價格となりますと、物價体系と相当矛盾を來して参ります。
○榊原説明員 輸入價格の問題でありますが、民間輸入になりまして、一番大きな困難のある問題は價格の点でありまして、実際おつしやる通り重大問題であります。現在私どもが物價庁と相談いたしております内容を簡單に申し上げますと、大体海外の物價はいろいろフラクチュエーションがありますので、そのフラクチュエーションを直接反映いたします輸入價格となりますと、物價体系と相当矛盾を來して参ります。
從つてもし輸入價格を撤廃するということになりますと、当然運賃プールが上つて來る。そうすると輸入港の近くの生産者と輸入港から非常に距離的に離れておるところの生産者との間には、原價的に大きな違いが生じて來る。これはまた相当大きな問題であると思いまするので、なおつつ込んだ御檢討を願つておきたいと思います。
ただその國際價格によりますれば、その品物品物の國際経済との接触の度合い、ニユアンスというものがございますので、物によりますれば輸入價格により、あるいは物によりますれば輸出價格による、あるいは向うの写真相場による。おのずからそこにニユアンスがあるわけでございますが、その採算の範囲内で成り立つ鉱山というものは残してもらつてよいのではないか。
この方法によりますと、いわゆるドル資金の節約ができるということがあるばかりでなく、一方におきましては、それの方が裸にいたしました石炭の輸入價格に比べまして相当に割安になり、原価的に申しましても、それからドルの節約という点から申しましても、その方が有利であるという結論になるわけであります。技術的に成功いたしましたので、そういう方針を進めて参りたいというふうに存じておるわけであります。
つまり生産者價格が一番高くて輸入價格が約十四万円、それから輸出採算点が約十一、二万円、消費者價格が十万七千円、こういうふうなことになつております。これは價格差補給金をもつて今日の消費者價格をまかなつております。この補給金が結局國際價格へのさや寄せという問題から撤廃されなければならぬ、撤廃すベしという大きな命題にひつかかつております。
○川上委員 硫化鉱の生産者價格は一千五百円、消費者價格は二千六百円、輸入價格は七千円だろうと思う。つなぎと言つたつて、こんなばかな話はない。それならなぜ硫化鉱の増産をやらないか。價格の問題ということでありますが、石炭や鋼鉄に対してはあれほど雄大な價格調整費を使うておる。
○寺島委員 ちよつと伺つてみたいのですが、現在單一為最レートの設定が日本の飼料價格に及ぼす影響とでもいうような経済現象のとらえ方において、どうも二倍ないし三倍必然的に上つてしまうのだというような御所論のように承つておりますが、大蔵省の主税局が出しておる——これは三百三十円の計算でありますが、三百三十円の計算等における輸入價格調整費の問題が明々白々存在しておる。
塩の輸入價格はどうであるかと言えば、一トン十九ドル程度でありますから、爲替レート三百六十円として六千八百四十円程度であります。然るに貿易廳の專賣公社への拂渡し價格は一トン千七百八十円、これに廻送費、手数料二千三百四十名を加えると、四千三百二十円になるのでありますが、ソーダ工業にはトン三千円で渡しているのであります。
そういたしますと、日本に入つて参りますところのものの輸入價格が、ドルの價格が予定よりは少し下つて来るものと考えられますので、その結果、輸入補給金が約百五十億円計算上は足らないことに出ますけれども、ドル價格の低落というものをとれに合せて考えてみれば、この影響は相当に減少して來るものというふうに考えていいと思うのであります。
無論まだ輸入した方が少し高くなつておるのでありまするが、若しこの輸入價格は一割低下するようなことがあるといたしますると、これだれの補助金をやつてこれだけの面倒をするので、新規に輸入した方がよほど有効であり、経済的であるという計算さえ出てくるのでありまして、而も銑鉄の二万九千五十円も私の計算から参りますると、遠からず二割程度の値段は引下がるものと考えられるのであります。
○岩男仁藏君 次にお尋ねしたい問題は、輸入食糧に関する問題でありますが、輸入食糧に対しては、お互い國民の負担から出ますところの二千二十億でありますが、この價格調整費がこれらに大分補助いたしまして、消費者には輸入價格よりも安う配給してやる、こういうことになるのでありますが、ちよつとここでおもしろい問題は、この二千二十億というこの價格補給金、この税でありますが、約國民の半分の農民がやはりこの税を出しておるので
また本年度分の食糧輸入計画は二百三十万トン、一億八千六百万ドルでありますが、これに四百六億円の補給金を出しますと、一万トン当りの補給金は一億八千万円となるのであります、またトン当りの輸入價格はFOB百六十七ドルとなり、國際小麦協定による最高額、ブッシェルー・ハドルよりも二倍近い價格でもつて買付けられておりますから、大衆は非常に高い小麦を食うことになると思うのであります。
実際輸入價格におきましては、國内の公定價格の三倍以上である。石炭におきましては、独占的な製鉄会社に拂い下げまするものは、公定價格で拂い下げます——これよりなお下に拂い下げますために、輸入價格の九分の一というのである。輸入價格がこの拂下げの九倍という驚くべきものである。しかもこのときに最も注意しなければならぬのは、運賃が独占的な運賃で輸入される点、これは驚くべきものである。
第三番目にこれも大きい財政面の特徴でありますけれども、アメリカの援助、即ちガイオア、イロア等と申される援助の資金が、今までは貿易資金特別会計におきまして一般の輸出入と一体的に処理しておつたために、折角アメリカからの援助も、或いは輸入品の價格を非常に安く拂下げるということのために、一種の輸入價格調整金として使われてしまいました。
○小山委員 今まではたとえば鉄なら鉄を、輸入價格よりも円においては非常に安く賣つておるというために赤字が出たと思いますが、今度は一ドル三百三十円にかえて賣るということになると、非常に高い鉄を賣らなければならない。そうなると特別会計としてはそれは黒字になつて來るだろう。
一、前二項以外の輸入物資につきましては、輸入價格の値上りは産業の各段階に亘る操業度の向上、企業の合理化によつて極力吸收することといたしまするが、これによるも尚値上りが大幅のため究極において、物價水準に著しい影響を與えるものにつきましては、補給金を交付する。
○山田佐一君 その考え方ということは、我々が考えても何ですが、結局二百円のものが三百五十円になるということは、倍にもなるけれども、これは國内製品だけではどうかと思いますが、或いは輸入價格によつて原料を輸入しておる。綿花のごときは輸入の方は爲替レートは百三十円で來たが、輸出の方は三百五十円で行くということになると非常な差額が出るから、これは政府が取つてもいいような氣がする。
○川合彰武君(続) 特に私は、先ほどから農村の問題を言つておられるのでありますが、まじめにお聞き願いたい点は、現在の食料品の輸入價格というものは百三十五円のレートで参つておりますが、かりにこれが——私は、購買力の低下その他諸般の状況から考えまして、日本の為替レートというものは、四百円ないし四百五十円の範囲において設定せられることが、現在の段階においてほ望ましいと考えるのでありますが、食料品は現在百三十五円
それからさらに輸入砂糖の値段の問題についてお話がございましたが、大体今回の値段になりますと、輸入價格の円レートは百三十五円程度になります。
よろしうございますが、そうすると農民の方からいうと、食糧は特別に安い爲替のレートの輸入價格と大體において違わないような今日の決め方をされておる。
すなわち、現行法の第四條またはこの法律案の第五條の規定による貿易資金の運用による損益計算は、昭和二十一年度から外貨請求権及び輸入物資の輸入價格の計算可能の状態に立ち到るまでの期間中、各年度ごとの計算を省略して、前述の計算ができる状態になつた曉において、その時までの全期間について損益の計算を行うこととし、その期間中は、毎年度貿易資金の運用上生ずる円資金の不足額を一定の計算のもとに一般会計から補填する途
すなわち現行法の第四條またはこの法律案の第五條の規定によりまする貿易資金の運用による損益計算は、昭和二十一年度から外貨請求權及び輸入物資の輸入價格の計算可能の状態に立ち至るまでの期間中は、各年度ごとの計算を省略いたしまして、前述の計算ができる状態になりました曉におきまして、その時までの全期間について損益の計算を行うことといたしまして、その期間中は毎年度貿易資金の運用上生じまする圓資金の不足額を、一定
即ち現定法の第四條又はこの法律案の第五條の規定によりまする貿易資金の運用による損益計算は、昭和二十一年度から外貨請求権及び輸入物資の輸入價格の計算可能の状態に立到るまでの期間中は、各年度ごとの計算を省略いたしまして、前述の計算ができる状態になりました暁におきまして、そのときまでの全期間について損益の計算を行うことといたしまして、その期間中は毎年度貿易資金の運用上生ずる円資金の不足額を一定の計算の下に